小説:傾物語

傾物語 を読みました。「傾」というのは、一応、傾国の美女とかの「傾」とかに掛かってるみたい。
タイトルは、「まよいキョンシー」ってことで、当然八九寺の物語だと思って読み始めたのですが、物語はあれよあれよで全然予想外の展開に広がっていきました。八九寺も出てくるし、ある意味物語の中心ではあるのですが、お話自体は暦と忍の二人で進んでいく感じです。
キョンシーって私が子供の頃に流行った霊幻道士って映画のシリーズでてくるお化け?の名前なんですが、あのブームの後ってほとんど聞かなくなったし、世代によっては全然知らなかったりするのかなぁ(会社の新人君が聖闘士星矢を知らないって聞いた時も驚きましたが)。
序盤は、正直偽物語みたいにお話に絡まない文章で、少し退屈な感もありましたが(前作での羽川の語りがよかったと作中でも自虐的なネタになってます)、後半の展開は結構よかったです。特に、成長したある人物の登場とかある人物からの手紙の部分なんかは、やってきたことが無駄じゃなかったって感じでよかったです。あと、手紙内の指摘がいちいち的を射ていて結構笑えます。
お話は、夏休みの最終日、二学期が始まる前の一日のお話になっています。羽川、戦場ヶ原の協力で、受験勉強の方はつつがなく進めていた暦ですが、忍の指摘で夏休みの宿題に一切手を付けていないってことが発覚して、どうしようってことで、結構作品的には無茶苦茶な方向に進んできます。ちょっと大雑把過ぎて、序盤はうまく活かせてないかなぁと思いましたが、SFテイストな感じの方向なのかな?
私の地域は、夏休みは8月いっぱい(後半に1回登校日があるけど)なんですが、暦のところは8/20までみたいです。代わりに冬休みが長くなる地域なのかな?結構田舎だみたいな描写は度々でてきてるけど。

猫物語(白)のつばさファミリーが結構よかったので、期待値が高かったのもありますが、ちょっと序盤はどうかなぁと思ったけど、最後は盛り上がったし読んでよかったと思います。てっきり、猫物語(白)の裏で起きていたお話がここの話になるのかなぁと思っていましたが、あとがきによると次の花物語 するがデビルの方がそのお話になるみたい(そういえば、今回は神原と戦場ヶ原が出てこなかったですね)。
一応花物語は、3月発売予定とのことです。


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  • 傾物語(かぶきものがたり)

    Excerpt: 表紙も真宵の初カラーイラストだし、サブタイトルが“まよいキョンシー”とあるだけに、真宵がメインの話だろうと思っていましたが、またまた西尾先生にやられました(笑) ほぼ全編にわたって、暦と忍の会話ですよ.. Weblog: 映画とライトノベルな日常自販機 racked: 2011-10-25 14:25