小説:楽聖少女

楽聖少女を読みました。杉井光さんの新刊になります。楽聖ってIMEで標準で変換できたので、意味のある言葉なのかなぁと思って調べてみたら、優れた音楽家たたえていう言葉らしいです。文字通りベートーヴェンなんかにつける言葉みたいで、この小説にも登場する女の子になってしまったベートーヴェンのことを指してるってことになりますね。
悪魔の力でゲーテの肉体として召還?された日本の高校生の男の子が主人公になります。日本人の姿のままでゲーテと入れ替わりをした形になっているのですが、周りからは単純にゲーテが若返ったくらいにしか思われていないというちょっと変わった設定になっています。ゲーテが悪魔と契約をして若返った肉体を得るために主人公が呼び出されたって感じになっているのですが、なぜゲーテが主人公を選んだのかってあたりが、一応この巻のオチというか話の落としどころとなっています。
主人公が呼び出された先は、昔のヨーロッパとは少し違っていて電話があったり、戦車があったり少しその当時と比べると進んだ世界になっています。
そんな世界感のなかで、主人公がベートーヴェンと出会うのですが、そのベートーヴェンが女の子で…という感じで物語が進んでいきます。ベートーヴェンも主人公と同じく悪魔の力で呼び出されたのかなぁみたいなお話になりかけますが、そちらのほうにはあまり話は進まない感じです。
杉井さんの作品でいうと主人公はさよならピアノソナタのなお、ベートーヴェンは神様のメモ帳のアリスに少し似ているかもしれません。
お話全体にわたって音楽の話やゲーテの作った物語の話がでてきて、それを知ってなくても楽しく読める小説でしたが、多分知っていたらより楽しめたのかなぁという感じです。音楽の話という意味では、さよならピアノソナタと似てる部分もあるかも。(この作品はさよならピアノソナタとちょこっとだけ登場人物につながりがあります。)
あとがきは、心なしか少し真面目な話があったかも。
この小説は主人公のゲーテとしての物語で一応閉じているので、続きとかはあんまい期待できない感じでしょうか?個人的には続きが読めたいいなぁという感じです。


杉井さんの小説の感想は、こちら。
神様のメモ帳4
神様のメモ帳5
神様のメモ帳6
神様のメモ帳 7
神様のメモ帳 8
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シオンの血族2 魔王ミコトと九十億の御名
シオンの血族3 魔王ミコトと那由他の十字架
剣の女王と烙印の仔I
剣の女王と烙印の仔II
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剣の女王と烙印の仔IV
剣の女王と烙印の仔V
剣の女王と烙印の仔VI
剣の女王と烙印の仔VII
剣の女王と烙印の仔 VIII
生徒会探偵キリカ1
生徒会探偵キリカ2
楽聖少女 (電撃文庫)
アスキー・メディアワークス
2012-05-10
杉井 光
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