小説:不思議絵師蓮十―江戸異聞譚〈2〉

不思議絵師蓮十―江戸異聞譚〈2〉 を読みました。かたやま和華さんの新刊で、江戸の町を舞台にした絵師の物語です。ちょっと不思議な絵を書く絵師で、描いた絵が紙から抜けだして、動き出してしまうという少し怪異っぽい部分もあるお話になっています。
今回は3本の短編というか中編が収録されています。どの話も少しだけひねりがあって面白かったです。
・鼠と猫
 国芳が持ち込んだ小遣い稼ぎのために、鼠よけの猫(又)の絵を書いたのですが、いつの間にか絵から飛び出してしまい…って感じでお話が進みます。鼠は鼠でも違う鼠を追いかけて行ってって感じでちょっと予想してたのとは違う展開になりました。このお話のオチが次のお話に少し繋がっています。
・青葉若葉
 わらしべ長者というと少し違うけど、鯉から初物の松魚(かつおのことらしいです)を蓮十が手に入れるお話。蓮十とお嬢さんのやり取りも結構面白いです。
・ろくろ首の娘
 最後はろくろ首にまつわるお話。どこら辺が着地点なのかなぁと思って読んでたら、(カップリングはそういうことなのかなぁと思って読んでたけど)ちょっと予想外なオチでした。

あとがきによると一年ぶりということですが、続巻が出たということはそれなりに人気はあったのでしょうか。個人的にはとても前巻に続けてとてもおもしろかったですが。
ただ、書くのに結構調べ物とか多そうな作品なので、そんなにぽんぽん書けないのかなぁという感じはします。
この巻では、蓮十の過去とかが少し出てきています。物語としては閉じる方向に向かってる感じなんでしょうか。なかなか読んでて歯痒い?蓮十とお嬢さんの関係もほほえましいというか読んでていいなぁという感じです。
女の子向けの小説をメインで書かれてる作家さんみたいで、あんまり私の読書範囲と被らないのが少し残念な感じですが、もう少しこの手の作品が読めるといいかなぁと思いました。

かたやま和華さんの小説の感想はこちら。
楓の剣!
楓の剣!〈2〉ぬえの鳴く夜
楓の剣!〈3〉―かげろふ人形
不思議絵師 蓮十―江戸異聞譚

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2013-01-25
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