小説:悪の教典 下

悪の教典 下 を読みました。貴志祐介さんの小説になります。

ちょっと想像してたのと違うオチになりました。

不審な死が続いて、疑い出した生徒も出始めたところからの続きになります。
一番のの敵になりそうな生徒をあっさり返り討ちにするのですが、犯罪を隠匿しようと打った手を飼い慣らした生徒に見られてしまったところから坂を転がるように物語が動き出します。
犯罪の証拠を隠すために更に犯罪を犯すというありがちな展開からちょっと想像しない方向に物語が進み始める感じ。これをどう収集つけるつもりなのかと読んでいくことになりますが主人公に取っては、いたって正常な判断(周りにはとてもそんな風には見えない。読者にも)で事態を進めていくのですが…。

もっと最後のミッションは困難なものになると思いきや狩られる側も正常な判断ができなかったり他人を利用したりで、一致団結とはいかず、ある意味人間らしい行動で事態を混乱させていく感じ。あっさり失敗で終わるのかなと思って読んでたけど結構いいところまでは行った感じでしょうか。助かるトリック?はすぐにわかったけど、なるほどと感心させられました。
なんか期待を持たせた生徒ほどあっさり撃退された感じですね。退学になった子が一発逆転するのかなぁという展開(風に書かれていたと思うけど)かなりあれ?って感じでした。

最後はこれで逃げ切るのか?とそりゃないだろうという展開のところ意外なオチでエンドとなります。
裁判の結果如何によってはまだどうなるかわからないという辺りが少しホラー味があって面白いラストかもしれません。


巻末には秘密とアクノキョウテンという短い小説が収録されています。
事件の前日譚というか先生の前の学校の生徒の会話劇みたいなのと、事件の後日譚的なお話。
前者は先生に敵対してた四人組の一人が友達を助けようとしてる感じの話。後者はその後学校に在籍してた生徒が大学生になって警備のバイトをしていたのですが…というなんか別の小説をオマージュしたものらしいです。

最後に三池さんという方の解説っぽい文が掲載されています。この小説の映画を撮った監督さんのようです。

大絶賛というほど面白い小説ではなかったですが、面白かったので興味ある方は読んでみてもいいかも。ただ、主人公に奥深いものを期待するとちょっとすかされる感じはあるかもしれません。

悪の教典 下 (文春文庫)
悪の教典 下 (文春文庫)


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