小説:むすぶと本。 『さいごの本やさん』の長い長い終わり

むすぶと本。 『さいごの本やさん』の長い長い終わり を読みました。野村美月さんの新刊になります。

こっちのほうが先に(一日だけ?)でたみたいですが、今月出た文庫のむすぶと本。 『外科室』の一途と同じ主人公の物語になります。

こっちのほうが少し面白かったけど、ちょっと最後の話は拍子抜けというかなんか大きなオチみたいなのあるのかなぁと思って読んでたけどそういうこともなくという感じだったかも。

地方の書店の店長さんがなくなって閉店することに。そこに店長さんの遺言で何かあった時は本を任すと託されたむすぶが現れて閉店セールを手伝います。しかし、素性の知れないむすぶを古株のバイトさんは信用できなくて…みたいな感じでお話が始まります。

お話的にはこの地方は震災があって、閉店する本屋さんはこの街で色々な人のよりどころになってみたいな話がありつつ、本ににまつわる話でつないで行って、店長の死の真相みたいな話につながっていく感じになっています。

・プロローグ
 店長がなくなった本屋にむすぶが現れます。本に話しかけるむすぶにバイト円谷さんは不審を懐きつつ物語はスタート。

・第一話『ほろびた生き物たちの図鑑』は待っていた
 子供の頃にお金がないから買えなかったけど毎日図鑑を見に通っていたおじいさんのお話。閉店するお店に再び訪れてかつての図鑑を探すのですが当然昔の本だから見つからず…という展開。
 本と話せるむすぶの力で解決みたいな話ですね。この本は

・挿話『野菊の墓』のヒミツの名前
 書店で憧れていた年上の女性と同じ小説を買った男子学生のお話。時は過ぎて再び閉店する書店に訪れた男性に、持ってきた本をみたむすぶがちょっと待っててと声をかけて…という感じ。

・第二話『かもめ』の誇り
 ちょっとこの本で1本ストーリがあるとしたらその始まりでしょうか。かつて地元出身の作家が書店でサイン会的なことをやったのですが、そこに女優志望の女子高生がコネを作るろうと参加して、繋がり自体はできたのですが…というお話。作家の方も物語のオチにつながるような問題を抱えていてという感じ。

・挿話『かいけつゾロリのなぞのうちゅうじん』と、ずっとずっといっしょ!
 子供の頃震災にあったけど書店でかいけつゾロリの本を勧められて友達になった男の子同士のお話。閉店になる書店への考え方の違いで仲違いしてしまうのですが…みたいなお話。
 かいけつゾロリって絵本だったんですかね。確かアニメになってたと思ったけど、それがオリジナルなのかと思ってた。

・第三話『緋文字』の罪
 第二話の作家さんの話。なかなか芽のでなかった作家ですがある作品をきっかけにメジャーになります。
 オチはすぐにわかったけど、作品の方の展開的に作家と店長の奥さんが不倫してて、そこで震災の被害にあったとかそんな話になるのかと一瞬ミスリードしました。

・第四話『幸福論』の仄かで確かな効用
 バイトの女の人のお話。店長の死の原因を誤解してる作家に対して怒ったバイトさん。店長さんとの出会いや勧められた本の話を回想します。

・最終話 ぼくが出会った『長い長い郵便屋さんのお話』
 物語のオチですね。店長の死の真相とむすぶと店長の出会いが語られます。
 ちょっとあっさりではあったかもしれません。

沼南町には2つ本屋さんあったのですが、どっちも潰れちゃいましたね。16号沿いにチェーン店の本屋があったことはあったけど、今はアリオには一応ありますが。
なんというか本好きが望む本屋と生き残るための本屋(経営)というのが根本的に方向性が違うのかなぁというのが個人的な感想です。
本屋さんの主力はそもそも小説じゃなくて雑誌とからしいですし。
昨今の出版状況を考えたら仕方ないけど、新刊でも無い限り、読みたいなぁと思って本屋探しにいってもまず在庫があることのほうが少ないですよね。長いシリーズ、全巻揃ってることも超人気シリーズでも無い限り稀だし。

とは言え子供の頃にはカルチェファイブ行けば(新星堂だったのかな?)、読みたい本は揃ってた時代は確かにあったかなぁ。今は見る影もないけど。
あと地元の本屋でもなぜかスニーカー文庫のガンダムだけは揃ってて(富野さんの)、これ誰買うねんっていつも思ってました。(私はカルチェファイブで揃えた)

むすぶと本。 『さいごの本やさん』の長い長い終わり むすぶと本。番外編 - 野村 美月, 竹岡 美穂
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